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Author:motuni
2019年9月からGoogle Adsense のポリシーが一部変更に。緩和路線をどう捉えるべきか
どうもmotuniです。珍しくゲーム以外のことについて記事を書いていきたいと思います。お題は「Google Adsenseのポリシー変更」です。Google Adsenseプログラムに参加されているブロガーないしサイト運営者さんは、2019年8月28日にGoogleさんからメールが来たかと思います。
その件名は「重要なお知らせ: AdSense のポリシーがまもなく変更されます」です。特に説明せずとも理解できる内容ですが、意外にも緩和傾向に動いたのでその詳細について深堀りしていけたらと思います。
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ちなみに、私は差出人の「Google Adsense」をみて早とちりし「うお!ついに違反通知が来たか!」と勘違いしちゃいました(心当たりはありませんが、、笑)
Google Adsenseポリシーの変更内容について(2019年9月から)
今回メールで届いたポリシーの変更内容の全文はこちらから。ここのページの内容とメールで届く内容はほぼ同じ内容です。
要約というか箇条書きにすると・・・
- 2019年9月からGoogleAdsenseのポリシーを変更します。
- ポリシーを変更する理由は「ポリシーの簡素化と合理化」を行うためです。
- 大きな変更点は3つ。
- 変更点その1:収益化対象外となるコンテンツタイプを規定します(いままでほとんど一緒)
- 変更点その2:広告の供給が制限されるコンテンツタイプの規定(ここが一番の変更点!)
- 変更点その3:変更点その1とその2がAdSense、AdMob、アドマネージャーで統一される(ふーん)
- サイト運営者の皆さんはこの変更内容をちゃんと読んで、尊守状況を確認してね(サーイエッサー!)
と、こんな感じです。大体全容はつかめましたでしょうか?それでは大きな変更点とされる3つについて以下からまとめていきます。
変更点その1:収益化対象外となるコンテンツタイプを規定
要するに、「アカウント停止となりえるコンテンツタイプ」について再規定したとのことです。見た感じでは以前とそこまで変わりないように見えます。基本的にいままで尊守できていれば問題ないでしょう。
- 違法なコンテンツ
- 児童の性的虐待や小児性愛に関するコンテンツ
- 露骨な性的描写を含むコンテンツ
- 家族向けコンテンツに含まれる成人向けのテーマ
- 知的財産が不正使用されているコンテンツ
- 絶滅危惧種を原材料とする商品を宣伝するコンテンツ
- 危険または中傷的なコンテンツ
- 不正行為を助長するコンテンツ
- 不適切な表示を含むコンテンツ
- 悪質なソフトウェアまたは望ましくないソフトウェア
- 国際結婚の斡旋に関するコンテンツ
メール本文にはこの11項目が書かれています。最後に「などが挙げられます。」となっているので、他にも該当となるコンテンツタイプがある可能性はあります。この11項目が守られているからOKだなんてそんな甘くはないでしょう。道徳的にかつ法を守ったコンテンツを意識することが重要です。
「表現の自由」という言葉がありますが、Google Adsenseプログラムに参加しているサイト運営者はあくまでスポンサーとの協力関係が基本となります。テレビ番組などのスポンサーと比べると、アドネットワークでつながる広告主すべてがスポンサーとなりえるため、あまり実感がわきませんが、要は同じです。節度を守りつつ魅力的なコンテンツの提供を行わなければなりません。
変更点その2:広告の供給が制限されるコンテンツタイプの規定
今回の変更で一番大きく変わる部分。というか新設された規定といった方が合っているでしょうか。要するに、「アカウント停止とまではいかないけど広告の供給が止まったり制限されたりするコンテンツタイプ」という枠組みができました。
- 性的なコンテンツ
- 衝撃的なコンテンツ
- 爆発物に関するコンテンツ
- 銃に関するコンテンツ
- 銃の部品や関連商品に関するコンテンツ
- その他の武器に関するコンテンツ
- タバコに関するコンテンツ
- 危険ドラッグに関するコンテンツ
- アルコールの販売と乱用に関するコンテンツ
- オンライン ギャンブルに関するコンテンツ
- 処方薬に関するコンテンツ
- 未承認の医薬品やサプリメントに関するコンテンツ
メール本文にはこの12項目が書かれています。こちらも最後に「などが挙げられます。」となっているので、他にも該当する項目があるかもしれません。これらに当てはまるとされるコンテンツとみなされた場合、そのページでの広告の配信が制限(広告の表示回数が減る、もしくは完全に表示されなくなる。)される場合があるとのことです。
単純に読むと緩和されたように見えますね。「性的なコンテンツ」「銃に関するコンテンツ」「危険ドラッグに関するコンテンツ」など、ポリシー違反とみなされアカウント停止となるコンテンツ筆頭でしたが、これからはアカウント停止とはならず「広告の表示が制限される」だけとなるようです。
変更点その3:AdSense、AdMob、アドマネージャーでポリシー内容が統一される
これは読んで字のごとくですね。今回の変更に合わせてそれぞれのプラットフォームで統一が図られるようです。正直私はAdsenseしか使っていないので関係の無い内容ですが、ブログ運営の他にアプリ開発なども行っている人は煩雑だったポリシー管理が楽になるのでしょうか。なんとなくですが、「あっちではOKだったのにこっちではNGなのはなんで!」みたいな問い合わせとかが多かったのではないのかなぁと邪知してしまいます。
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今回のポリシー変更で感じたこと:意味の無い緩和はしないはず
今回のポリシー変更の目玉はやはり「広告の供給が制限されるコンテンツタイプの規定」が追加されたことだと思います。今までは即停止となっていたコンテンツでも、アカウント停止とはならずに広告の供給だけが止まる仕組みに変わったわけです。ぱっと見、単純な緩和路線にも見えますが、あのGoogleさんが、ただ広告の配信先を広げるためだけにポリシーを緩和するとは思えないので、明確な目的に即したものなのでしょう。
メール本文の冒頭にあるように「ポリシーの簡素化と合理化」を第一の目標としているところからして、オペレーションの効率化による、規制効率の向上が目的なのではないかなぁと素人ながら考えたりしてます。また、明言されていませんが「アカウント停止対象コンテンツの規定」と「広告配信制限コンテンツの規定」の2つに分かれたことで、ページ単位での広告の制限が行われるのではないかと予想できます。
いままでは厳格なポリシーの元、アウトなコンテンツが確認された場合アカウントが停止され、サイトまるごと広告が止まっていました。こうなるとサイト運営者は一気に収入源がなくなります。事実、がちがちの違反サイトだったのであれば問答無用ですが、意図していないのに違反コンテンツとして誤解されて止められてしまうパターンもあるかと思います。これは両者ともにハッピーじゃないので、ページ単位の広告の制限といった形で、こういった状況を緩和する一策とも考えられます。
と、偉そうな考察まで垂れましたが、今回の変更でうちのサイトが規制対象になったら笑ってください・・・・(心当たりはないので大丈夫なはずですが!)
最後にもう一度全文が書かれたリンクを貼っておきます!皆さんも一読しておいたほうがいいと思いますよ~
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